日本給水タンク工業会は、給水タンクの持つ社会的な役割を皆様にお伝えしています。

貯水槽診断士とは

貯水槽診断士制度のご案内

貯水槽診断士

給水タンクの役割は、快適な暮らしに必要な「飲料水」や「生活用水」をストックし安定供給することです。 日本給水タンク工業会では、この機能を持つ給水タンクをいつまでも衛生的で安全に活用していただくため、平成15年4月に「水槽診断士認定制度」を実施いたしました。

令和2年度より当団体にて、新たに「貯水槽診断士認定制度」と名称を変更し運用開始しております

JWTA 日本給水タンク工業会

私たちは、全国のほとんどのビル・マンションで安心して水をお使いいただくため、いつも高いレベルでサービスを提供いたします。

貯水槽診断士の業務

貯水槽診断士の業務

貯水槽診断士は、各種既設水槽の耐震診断・劣化診断を実施して補修や部品交換、あるいは水槽の更新などを提案した報告書・見積書を提出いたします。
この報告書・見積書を基にしたお客様のご判断により、次のステップに移行し専門業者による工事を行います。

衛生的で安心な水を飲んでいますか

給水タンクは、人々が毎日の生活に欠かせない飲料水を貯める容器です。
安全できれいな飲料水を使用するには、定期的に検査・点検することが必要です。このお手伝いを、日本給水タンク工業会が認定した貯水槽診断士にお任せください。

水を安定供給するためには何が必要か

ビル・マンションの給水設備は、様々な設備・機器によりシステム化されています。給水タンクが給水設備の中で占める割合は大きく、システム全体を考えて水を安定供給するためには、専門知識と技術で維持管理作業をしなければなりません。
(劣化診断・水槽点検・補修工事・外面再塗装・解体・撤去・取替工事・配管・保温・水質検査・水槽清掃作業など)貯水槽診断士は、信頼性の高い診断を行い、維持管理と更新へ の的確なアドバイスと提案をいたします。

維持管理の必要性は法律でも

お施主様・建物管理者様には、飲料水の安定供給と水質悪化によるトラブル回避のために、給水タンクの大小に関係なく、法律で定期的な維持管理・清掃義務が定められています。

定期点検は経済的

給水タンクの設計耐用年数は15年で、製造物責任法(PL法)規定では責任期間は10年と定められています。
しかし、法律で定められている定期的な保守点検・清掃を行うことにより寿命はもっと延び、財産・資産保全に役立ちます。
いまでも、設置後30年を経ても貯水機能を維持している給水タンクが多数あります。

大地震でも水を守る給水タンク

人間ひとりが生きるためには、一日に最低限3リットルの水が必要です。
阪神・淡路大震災級の地震が発生した場合、都市部では公的な援助活動がスムーズに行われるまでに3日間程度必要ですが、増圧給水方式では、貯水機能がないので飲料水確保は不可能です。
給水タンクは、地震災害時でも貴重な水を確保できます。実際に阪神・淡路大震災では、給水タンクの水をみんなで分け合い、助け合った方々が多数おられました。

地震から貴重な水を守るため、新耐震基準の施工以前(平成8年以前)に設置した給水タンクには水槽診断を受けることをお薦めいたします。

リサイクルできる給水タンク

FRP製給水タンクは、セメントキルンにおける原燃材料として再利用し、マテリアルリサイクルができます。日本給水タンク工業会は、地球環境保全のための資源循環型経済社会の構築に向けた取り組みを進めております。